Anthropic、AI搭載コードセキュリティツール「Claude Code Security」発表——サイバーセキュリティ株が急落
人間のセキュリティ研究者のようにコードを読むAI
Anthropicは2月20日、「Claude Code Security」をEnterpriseおよびTeamプランの顧客向けに限定リサーチプレビューとして公開した。従来の静的解析ツールとは異なり、Claude Opus 4.6の推論能力を活用してコードを「人間のセキュリティ研究者のように」分析。アプリケーション構成要素間の相互作用とデータフローを追跡し、パターンマッチングでは見落とされがちな複雑な脆弱性を検出する。
仕組み
コードベース全体をスキャンし、ビジネスロジックの欠陥やアクセス制御の問題を特定。各検出結果に深刻度と信頼度の評価を付与し、ターゲットを絞ったパッチを提案する。すべての変更は人間の承認が必要で、多段階の検証パイプラインで誤検知を除去してからダッシュボードに表示される。
本番オープンソースで数十年見逃された脆弱性500件超を発見
公式発表によると、本番オープンソースのコードベースにツールを適用したところ、長年の専門家によるレビューをくぐり抜けてきた脆弱性が500件以上発見された。オープンソースリポジトリの管理者は優先アクセスを申請できる。
サイバーセキュリティ株が急落
発表当日、CrowdStrikeが6.8%、Oktaが9.2%、SailPointが9%超、Cloudflareが7%近く下落し、セクター全体で数十億ドルの時価総額が消失した。AI主導のセキュリティツールが既存のサイバーセキュリティソフトウェアベンダーを脅かす可能性があると、投資家が判断した結果だ。
Claude Code SecurityはEnterpriseおよびTeamプランの顧客のみに提供中。一般公開のスケジュールは未定となっている。
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Anthropicは2026年3月6日、Mozillaとの協力によりClaude Opus 4.6が2週間でFirefoxの脆弱性22件を発見し、そのうち14件が高深刻度だったと発表した。添付の解説は、フロンティアモデルが実運用ソフトの脆弱性発見でも実用段階に入りつつあることを示している。
話題になったHNスレッドでは、Claude Codeユーザー1人あたり月$5,000という数字はAnthropicの実コストではなく、retail API換算の利用額を示している可能性が高いと論じられた。
AnthropicはClaude for ExcelとClaude for PowerPointが開いているファイル間で会話文脈を共有すると発表した。さらにadd-in内のSkillsと、Amazon Bedrock、Google Cloud Vertex AI、Microsoft Foundry経由の展開を加え、enterprise workflowへの組み込みを広げている。
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