CuspAIが$400M調達へ、300兆分子探索に素材AIマネー
Original: Jeff Bezos backs UK start-up CuspAI in $400mn funding round View original →
素材AIが、大型資金調達の主戦場に戻ってきた。Cambridge拠点のCuspAIは$400 millionの調達を進めており、企業価値は昨年9月の$520 millionから$2.6 billionへ大きく跳ね上がる見通しだ。
Financial Timesの報道によると、今回のラウンドにはBezos ExpeditionsとKleiner Perkinsが参加する。条件書は署名済みだが、取引はまだ完了していない。注目点は金額だけではない。AI投資が、半導体、航空宇宙、自動車、水処理のように素材の性能が事業速度を左右する領域へ向かっていることだ。
CuspAIの中核はinverse designである。先に欲しい性質を定め、generative AIとシミュレーションで条件を満たしそうな分子構造を探す。FTは、同社の顧客にASML、Meta、Hyundaiが含まれると報じた。Kemiraとの取り組みでは、水中のPFAS汚染物質を除去する材料候補を探すため、300 trillion個の分子構造を調べ、20個の有望候補に絞ったという。
この数字が、単なる資金調達ニュースを科学AIの話に変えている。素材分野では、デジタル探索で候補を見つけても、合成、検証、量産、顧客工程への導入という長い関門が残る。だからこそ、顧客名と実際の探索規模が評価額の根拠として見られる。
同社のアドバイザーにはGeoffrey Hinton、Yann LeCun、Lord John Browneが並ぶ。研究の信頼性と産業化の目線を同時に取りに行く布陣だ。次に見るべきは、調達の正式完了と、20個の候補が実験室や顧客工程でどこまで性能を示すかである。
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