中国のヒューマノイドロボットが次の輸出波を牽引か——モルガン・スタンレー分析
モルガン・スタンレーは2026年5月7日の調査レポートで、中国のヒューマノイドロボット生産が世界の製造業シェアを2030年までに16.5%に引き上げる原動力になると予測した。電気自動車(EV)に続く中国の輸出主導権獲得という構図が浮かび上がっている。
大量生産への移行
中国のヒューマノイドロボット企業Unitree Roboticsは2026年中に1万~2万台の量産を目標としている。業界全体の年間出荷台数が数千台規模だった1年前と比べ、桁違いのスケールアップだ。サプライチェーンの垂直統合、低コスト製造、政府の産業政策という三つの構造的優位性が中国勢を後押しする。
実際の商業配備が加速
米Agility RoboticsのDigitロボットはカナダのToyota工場でRAV4の部材ハンドリングに7台以上が稼働中だ。中国メーカーも自国製造施設への配備を加速し、国際販売に必要な実証データを積み上げている。
EVと同じ軌跡か
モルガン・スタンレーのEV比較は示唆的だ。中国はコスト製造、サプライチェーン支配、国家支援という同じ組み合わせで、約10年でEV輸出大国に躍り出た。ヒューマノイドロボットでも類似の弧を描く可能性があり、AIソフトウェア基盤によってそのタイムラインが短縮されるかもしれない。米国と欧州はすでに規制対応を検討中だ。ソース:Bloomberg。
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