ケビン・ウォーシュ、40年ぶり白宮でFRB議長就任宣誓
Original: Kevin Warsh takes over as Fed chair today — after first swearing-in at White House in almost 40 years View original →
5月22日(現地時間)、ケビン・ウォーシュが白宮でトランプ大統領の立会いのもとFRB議長の就任宣誓を行った。FRB議長が白宮で宣誓するのは約40年ぶりの出来事だ。
40年ぶりの白宮就任式
FRB議長の就任式は慣例的にワシントンD.C.のエクルズビル(FRB本部)など行政府と一定の距離を置いた場所で行われてきた。今回の白宮での宣誓は1980年代初頭以来初めての異例の形式であり、中央銀行の独立性に関する市場の感応を高めている。
ウォーシュ議長の背景:タカ派、QEに反対票
ウォーシュは2006年から2011年までFRB理事を務め、2008年金融危機とその後の政策対応を内部から経験した。バーナンキ前議長が主導した量的緩和第2弾(QE2、2010年11月開始)に反対票を投じた数少ないFOMCメンバーの一人として知られ、物価安定を最優先とするタカ派として評価されている。退任後も非金融政策領域へのFRB関与拡大には批判的な立場を示してきた。
市場の焦点
市場が注目するのは2点だ。①FRBの実質的独立性の維持可否、②タカ派的姿勢が従来のコンセンサスより緩やかな利下げペースをもたらすか。長期米国債とドル相場は初期シグナルに最も感応しやすい資産とされる。一方、行政府との距離縮小が逆に政治的な金融緩和圧力につながる可能性も指摘されており、政策方向性は不確実性を残したままだ。
最初の試金石:6月FOMC
ウォーシュ議長にとって最初の政策の試金石は直近の6月FOMC会合だ。声明文、記者会見、更新されたdot-plotを通じて、利下げペースとリーダーシップ交代の影響が初めて公式に確認できる。
投資助言ではありません。判断の前に必ず一次情報で数値を確認してください。
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