米5月PCE 4.1%、コア3.4% Fed目標2%との差続く
Original: Personal Income and Outlays, May 2026 View original →
前年比PCE 4.1%、コアPCE 3.4%が、6月25日の米マクロ材料の中心になった。米商務省経済分析局(BEA)は5月の個人所得・支出統計で、PCE価格指数が前月比0.4%、前年比4.1%上昇したと発表した。食品とエネルギーを除くコアPCEは前月比0.3%、前年比3.4%だった。
コアPCEはFedが重視するインフレ指標だ。3.4%という前年比は、Fedの2%目標との距離がなお大きいことを示す。月次の0.3%上昇も、基調的な物価圧力が十分に弱まったとは言いにくい数字である。ヘッドラインPCEは、春のコモディティ価格変動後のエネルギーと財価格を反映した。
同じ統計では所得と支出も強かった。個人所得は$181.6B増え、前月比0.7%増。可処分個人所得は$164.9B、0.7%増となり、個人消費支出は$156.1B、0.7%増だった。実質PCEも$43.8B、0.3%増加した。
金利市場にとっては扱いにくい組み合わせだ。名目消費が強く、実質消費もプラスで、コアPCEが3.4%にとどまるなら、2026年7月FOMCの焦点は政策が十分に引き締め的かどうかに移る。この統計だけで政策判断は決まらないが、労働市場や原油価格が弱まらない限り、早期のハト派転換は説明しにくい。
次のBEA発表は、6月分の個人所得・支出統計で、7月30日午前8時30分(EDT)に予定されている。それまで市場はCPI、雇用統計、原油価格、Fed高官発言を照合し、5月のPCE上昇が一時的か持続的かを確認する。
投資助言ではありません。判断の前に必ず一次情報で数値を確認してください。
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6月の米CPIは前年比3.5%上昇と、5月の4.2%および市場予想3.8%を下回った。前月比は0.4%低下、コアCPIは2.6%に鈍化し、米国債利回りとドルは低下した。
米最終需要PPIは6月に前月比0.3%低下し、12カ月上昇率は5.5%だった。BLSは最終需要財の1.4%低下とガソリン価格の12.0%低下を主因に挙げた。
7月の米非農業部門雇用者数は23,000人減り、失業率は4.1%に低下した。BLSは5月と6月を合計103,000人下方修正し、9月FOMC前の焦点を労働市場に戻した。