GoogleがIntrinsicロボティクスを本体に統合 — 「ロボットのAndroid」戦略を加速
「Other Bets」からGoogleへ
Alphabetのロボティクスソフトウェア企業Intrinsicが2月25日、独立した「Other Bets」部門からGoogle本体の事業部門に正式移管された。約5年間の独立運営に終止符が打たれ、Googleはロボティクスを実験的事業ではなくコアビジネスとして位置づける方針を明確にした。
Intrinsicとは何か
Intrinsicは産業用ロボットのプログラミングと展開を容易にするソフトウェアを開発している。主力製品のFlowstateはWebベースのプラットフォームで、数千行のコードを書かずにロボットアプリケーションを構築できる。FANUC、Universal Robots、KUKAなど産業オートメーションの主要メーカーとパートナーシップを結んでいる。
「ロボットのAndroid」戦略
GoogleはIntrinsicを「ロボットのAndroid」にする構想を持つ。AndroidがSamsung・Motorola・Xiaomiなど多様な端末で共通動作するように、FlowstateはFANUC・KUKA・Universal Robotsなど異なるメーカーのロボットを横断して稼働するプラットフォームを目指す。Google本体への統合でGemini AI、Google Cloud、DeepMind研究へのアクセスが直接可能になった。
物理AI市場のポテンシャル
McKinseyは汎用ロボット市場が2040年までに3,700億ドルに達すると予測する。AIがチャットボットや画像生成を超えて物理世界へ拡張する中、Googleはモデルだけでなくソフトウェアプラットフォーム層での主導権確立を狙う。
Gemini Roboticsとの連携
2025年半ば、Google DeepMindはGemini RoboticsとGemini Robotics-ER(拡張推論)を発表し、生成AIをロボット制御コマンドに直接組み込んだ。Intrinsicの統合により、これらのモデルが実際の産業用ハードウェア上で動作する実運用スタックと結合する。
出典: TechCrunch
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